2009年11月01日
完全主義の落とし穴
完ぺきを求める姿勢が強迫観念に変質
すべてを上手に完全にやろうとする意欲に悪いところは何もありません。しかし、これに過剰な意義を与えると振り子が揺れだし、たちまち平衡力があらわれます。完ぺきを期しているのに、逆の結果となり、当人が必死になるほど事態は悪化します。そして、完全を求める姿勢は習慣となり、強迫観念に変質することもあります。人生は戦いの連続となり、理想主義者は自分だけでなく、他者にも要求を突き付け悪影響を与えます。肥大した自己正当性から、他の人々を正しい道に教え導くという願望を抱いてしまいます。他人の日常生活や、価値観について批判し、裁くようになります。自分の道を選ぶのは自由ですが、他人を裁いたり、烙印を押す権利はだれも持っていません。過剰なエネルギーは平衡力により、理想主義者にしっぺ返しという形で清算を求められます。
Posted by にーぶやー at 19:03│Comments(0)
│振り子の法則